サーチエンジンに広告を出す

「サーチエンジン」とは、世の中に数十万ともいわれるランディングページの中から、自分の見たいページを探し出すためのサービスだ。サーチエンジンにはたくさんの種類があり、いろいろな方法でランディングページを探し出すことができるが、基本的なシステムはほぼ共通。ここでは、事例として「Yahoo! JAPAN」を取り上げることにする。

使い方は簡単で、Yahoo! JAPANにアクセスしたら、検索のウインドウに興味のある単語を入力、そのあと、検索ボタンを押すだけでいい。

入力したキーワードに該当したランディングページが一覧のかたちでずらっと表示される。もちろん、該当するものがなければ、1件も表示されない。このYahoo! への登録は基本的に無料だ。

登録の方法は簡単で、登録者の名前やe-mailアドレス、タイトルやカテゴリ(ジャンル)を入力する。この、タイトルやカテゴリが検索時のキーワードとなる。コメントの内容やタイトルが検索のためのキーワードとして登録されるからだ。

たとえば、あなたの会社の名前は「○○産業」で「自転車」を販売しているとしよう。この場合、「○○産業」「自転車」の両方がキーワードとして登録されないと、検索してヒットしないことがある。取引先があなたの会社のホームページを探すときには、「○○産業」をキーワードにするはずだ。また、自転車を買いたいと思っている人は、「自転車」をキーワードにして探すに違いない。

さらに、サーチエンジンを少しでも宣伝活動に役立てたいなら、コメントに「サイクリング情報も満載」「サイクリング、モトクロスに最適な自転車」などのキーワードを加えておくべきだ。そうすれば、サイクリングに適した道具を探している人が、あなたの会社のホームページに行き当たり、最新自転車の写真を見ているうちに、購入意欲を抱いてメールを送ってくるかもしれない。

また、カテゴリもうまく選ばないと、検索時に見つけてもらえる可能性が減ってしまう。カテゴリからホームページを探す人は、自分の興味のあるジャンルをたどって、目的のものを見つけることになる。

たとえば、自転車を探す場合には、「ビジネスと経済→製品とサービス→スポーツ→自転車」という具合だ。この場合、ジャンル分けがうまくできていないと、広告の恰好のターゲットとなるユーザーがたどり着いてこない司能性もある。

ところで、Yahoo!はアメリカで発祥したランディングページ検索のシステムだが、ランディングページの登録も、ユーザーがホームページを探すのも無料になっている。では、どうやって収益を上げているのだろうか。

Yahoo!の収益源は、広告である。Yahoo!にアクセスするとメニューの中程に、横長のバナー広告が表示される。ここを含め、ホームページ上でさまざまな広告展開を行っているのだ。

日本では、Yahoo!の広告は、「ぜろりす」という会社が代理店に卸す形態をとっている。「電通」と「ソフトバンク」が協力して設立した会社である。ぜろりすに広告料金や、その効果について詳細に問い合わせた。

前出のように、Yahoo! JAPANにはたくさんのホームページが、まるで電話帳のように登録されている。紙の電話帳と異なるのは、検索ができることだ。ユーザーは誰でもが無料で利用できる。その利用者数は膨大だ。

ヒット数……150万以上/日

ページビュー……55万ページ以上/日

検索回数……25万回以上/日

数値は毎日のように上方に修正され、そのうちヒット数も2OO万を超えるだろう。これほどのアクセスがあれば、前記のように、無料であるホームページの登録をしただけでも効果がある。だが、さらに効果的なのは、Yahoo! JAPANのページにバナー広告を掲載することだ。

ほかのバナー広告と同様に、バナーを見て興味を持ったユーザーがクリックすると、出稿主のホームページにジャンプできるしくみになっている。

Yahoo!には非常にたくさんの広告システムが用意されている。ここでは、そのうちのいくつかを抜粋して紹介する。

基本的には、どの広告も、表示する回数と料金が決まっている。ただしTVのCMとは違い、同じ時間には誰が見ても同じ広告が流れているわけではない。

Yahoo! JAPANに広告を掲載しても、雑誌や新聞など、基本的にはほかの媒体への広告掲載と変わらない。インターネットの中でも、きわめて人通りの多いところに広告を掲載できるだけのことだ。

ただし、Yahoo! JAPAN のシステムの中でも、きわめて便利なものがひとつある。検索結果ページの広告で、ユーザーが検索した結果と関連した広告を打つというもの。たとえば、あなたの会社が自転車を販売しているなら、「自転車」「サイクリング」などで検索を実行したユーザーにのみ広告を表示するというしくみである。